【ANATOMICA】ドレスシューズ顔負けな特別仕様のワクワ

ANATOMICA(アナトミカ)のブランドを代表するスニーカーであるWAKOUWA(ワクワ)。
構想から3年、12回のサンプル作成を経てようやく完成したフィッティングを重視した唯一無二のシューズです。

オーナーであるピエールは「フィッティング無くしてスタイルはない」と言い切るほどのフィッティングの鬼。
ピエールが靴を販売する際、ブランノックデバイス社の計測器で足を測り、適正なサイズを申告。
そして『あなたの足を壊したくない』、『あなたの健康を害する事に責任を持てない』と言って、そのサイズ以外の靴は絶対販売しないというのはANATOMICAをご存知の方なら有名な話かと思います。
アシンメトリックな「インサイドストレート・アウトカーブ」の形状による土踏まずの吸い付くようなフィット感。
捨て寸が採用されていることによるストレスフリーな足先は、まるでALDEN(オールデン)のモディファイドラストを履いた時の感覚。
僕が初めてWAKOUWAを手にしたのは大学生の頃でしたが、初めて履いた時に受けた「この履きやすさ、ほんとにスニーカーか!?」という電流が走るような衝撃は今でも忘れられません。人間は全体重を20数センチの足という土台で支えているからこそ、その土台が崩れると身体全体のバランスも崩れるし、健康にも支障をきたしてしまいます。
だからこそ土踏まずのサポートがあることは大事であり、それがWAKOUWAの歩きやすさなのだと履いていくうちに実感しました。
最初に購入したWAKOUWAは10年近く経ちますが、今でも僕の足元を支えてくれる大事なシューズです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回WAKOUWAの『スウェードモンクストラップ仕様』というスペシャルな一足をANATOMICAの日本のボスでもある寺本欣児氏のご好意で特別にわけていただきました!!
今回のリリースのきっかけについては僕、SHUZOが商品説明文にて語っておりますので、よかったらそちらもご覧になってみてください。

目次

ディティールについて

特徴的なのは、やはりシングルのモンクストラップ。ドレスシューズに用いられることが多いディティールはスニーカーには不釣り合いかと思いきや、どうでしょう、この佇まい。アッパーの上質なスウェードレザーとモンクストラップが絶妙にマッチし、スニーカーなのにドレスシューズのようにも感じてきます。
これはキャンバスのWAKOUWAにはない魅力だと思います。
ドレスシューズはカッチリしすぎるけど、スニーカーだとカジュアルすぎてしまうなんてときにこれを履けばスニーカーでドレスライクな雰囲気を纏える、
かつキメすぎない適度な抜け感も出すことができるのです。

ストラップ部分をガバッと開けるので、履き口の幅もゆとりがあって足入れしやすい。足幅が広い方にもオススメ。

伸縮性のあるバンドをバックル部分に採用しているので、ストラップを通す際も締め付け感なく丁度いい場所に留めることができます。
シューレースだと結構脱ぎ履きが手間だったりしますが、これはとても楽です。

通常時

引っ張ると結構伸びるのでフィッティング調整もしやすい。

アッパー内側はライニングを貼らないアンライニング仕様。ライニングありのものと比べると軽くて柔らかい。レザーに包み込まれるような安心感を感じます。キャンバス生地のモデルもオンスの異なる生地を内側に使用しており、足馴染みが良くなるよう工夫されていますが、これは履き始めから抜群の足馴染み。ここ二週間ほどずっと履いていますが、履いていくとさらにアッパーが自分の足型に沿って馴染んでくれている実感があって、既に手放せないものになっています(笑)。

アウトソールにはピエールと寺本氏が最も敬愛するスニーカー、スペリートップサイダーの特徴でもあるスペリーソールを使用しています。これは当時、飼っていた犬が甲板の上でも滑らずに走り回っていることに着目したスペリーさんが、犬が肉球を広げた際にできる隙間がグリップの役目を果たしていることの気づきから生み出されたディティール。そのため、その肉球を模したソールはスペリーソールと呼ばれているのです。
波のような切れ目がたくさん入ることによって、滑らかな屈曲性と滑りにくさを実現しています。雨の日の濡れた路面でもしっかりグリップが効いてくれるので安心して歩けます。

ヒールパッチにはWAKOUWAのアイコンとも言える、デッキスニーカーに乗った犬が悠然と航海する姿が描かれています。
WAKOUWAは元々はスイスの木製玩具のメーカーで、特に犬の玩具は幼き日のピエール少年の憧れだったそうです。あの時の犬が忘れられなかったピエールはなんと自身で商標を持っている人を突き止め、商標を譲ってもらうことに成功します。そして、スペリーソールの話とこのピエールのエピソードがあまりにもマッチしていたことからWAKOUWAという名前が付けられたのです。
執念もすごいですが、幼い日の大切な思い出を大事にしているピエールの人となりが感じられる素敵な話ですよね。

カラーはNAVYとSTONEの二色。
どちらもカジュアルスタイルに差し込めば一気にコーデが引き締まるし、ANATOMICAらしくエレガントに履きこなしてもOKと、とにかく万能な一足となっております。

画像のSTONEのようにスウェードのラフアウト感がより強い個体がたまに混ざっていますが、それは寺本氏曰く『大当たり』だそうです。
こういった個体差も含めて楽しめるスニーカーっていいですよね!!

長々と語らせていただきましたが、今回だけの特別な限定アイテムとなっております。
再入荷の予定はありませんので、あるうちに是非手にしていただければと思います。

SHUZO私物
アタリが少し出て良い表情に。

WAKOUWA(ワクワ)SUEDE MONK LOW UNLINED(スエード モンク ローカット アンラインド)
¥35,200(税込)

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