【SEVEN BY SEVEN】リワークシャツバッグの魅力

24AWより、MOONLOIDの新規取り扱いブランドとして加わるSEVEN BY SEVEN(セブン バイ セブン)。
ブランドのベースにある「古着」へのリスペクトが込められたコレクションの数々は唯一無二。デザイナーの川上淳也氏の世界観が存分に表現されています。

7月某日、東京・代々木にあるフラッグシップストアにて。
店の前の木に吊るされたVANSのスニーカーにはSEVEN BY SEVENの文字。

SEVEN BY SEVENの真骨頂と言えるのが、「REWORK(リワーク)」と呼ばれる再構築シリーズ。
古着を解体し素材と捉え、新たなものを生み出すというブランドの根幹を成すテーマです。
今回紹介するのはこちら。

「なんだ、ただのネルシャツじゃん」と思ったそこのあなた、ちょっと待ってください。
なんとこれ…

ショルダーバッグになってるんですっ!!!!

北海道上川郡当麻町の実店舗では一足先に並べていたこのアイテム。来店されたお客様の多くがこのバッグに驚かれていました。
こういう古着やヴィンテージのシャツを使用したアイテムはあれども、たいていは生地を使うだけで型は一般的に良くあるものに落ち着くことが多いように感じます。
SEVEN BY SEVENの何がすごいかって、元のアイテムに対するリスペクトが手に取るお客様が感じ取れる商品になっていることだと思うのです。

身頃を袋状に縫製し、袖をショルダー紐になるようデザインされているため、元のディティールを壊すことなくバッグを作り上げている。だから、パッと見はネルシャツにしか見えないのです。
何か特別なことをしているわけではないけれど、古着に対する深い知識と愛情がないとこういったアイテムは作れない。僕がSEVEN BY SEVENに感じる魅力はそうしたモノづくりへのこだわりと向き合う姿勢です。なかなか他のブランドには真似できないことだと思います。

シャツの前立て部分は第一ボタンから第三ボタンまでが開閉可能になっています。結構ガバッと開くことができるので収納や取り出しもしやすくなっています。第四ボタン以降は縫製によってきちんと閉じられているので、不意に開いてしまう心配もありません。ちなみに胸ポケットにもちゃんと物を入れられるようになっています。これもちゃんと元のディティールが活かされています。

ショルダー紐になっている袖部分の写真。後ろに切れ込みを入れてから、そこに内側から両袖を通して縫い合わせています。
こうした細かいところの縫製も綺麗で抜かりのない作り込みです。

襟を折り返した際に出てくるボタンホールを前立てについているボタンで止めてあげると…

なんと!フラップのようにして開け口を閉じることができるんです。
これは嬉しい!

厚みのある両袖のカフスを継ぎ合わせることでショルダーパッドに。
面白いディティールなのに、実用的でそこに一切の無駄がないところが本当にすごいです。

実際に背負ってみました。

斜めがけバージョン

見た目に反して結構収容力もあります。日常使いならまず問題ないと思います。

当たり前ですが、一点一点違うネルシャツを使ったバッグなので全て一点モノです。
また、使われている元のネルシャツのサイズも異なっているためか、バッグのサイズ感も一点一点違っています。
普通の既製品にはない選ぶ楽しさ、面白さを感じていただけるかと。

語り尽くせないほどの魅力が詰まったSEVEN BY SEVENのアイテムたちから目が離せません。
今後も随時新商品をご紹介していきますので、要チェックです!!

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