【MOONLOIDスタッフが勝手に薦めるシリーズ】メリノウール編

はじめに      

皆さんこんにちは、スタッフSHUZOでございます。前回の勝手に薦めるシリーズ「手袋編」を投稿した時はまだ12月に入ったばかりだったのですが、気づけばもう年の瀬。年々、一年が過ぎるのが早くなっている気がしています。年末年始は帰省して実家の美味しいご飯を食べたいな…。
さて、今回の勝手に薦めるシリーズは「メリノウール編」です。MOONLOIDにはメリノウールアイテムがたくさんセレクトされているのはご存知でしょうか?
ウールといえば、寒い季節のアイテムと思われがちですが、実はメリノウールは年中活躍の機会があるユーティリティプレイヤー
あったかアイテムとしてだけでなく、涼しく快適に過ごせるアイテムとしても重宝しますので是非この特集をきっかけにメリノウール製品に目を向けていただけると幸いです。

目次

そもそもメリノウールってなに?

ウールは羊の毛を原料とした繊維素材ですが、その中でもメリノウールはオーストラリアやニュージーランドなどで数多く飼育されている「メリノ種」から採れる素材です。一般的なウールよりも繊維が細いのが特徴で、上質な艶感となめらかな肌触りを実現してくれます。直接肌に触れるインナーや靴下などにも使用され、多くの肌着メーカーやアウトドアメーカーから重宝されています。

メリノウールにはたくさんの魅力があります

保温性により体温を適度に保ってくれる

メリノウールは保温性に加え、体温を適正に保ってくれるという優れた機能も併せ持ちます。

縮れたウールの繊維は取り込んだ空気を内部に閉じ込めやすく、保温効果を発揮しやすい特性があります。そのため、特に険しい登山やアウトドアシーンではとても重宝されるのです。
また、暑いときには汗を素早く吸収して放出するため、 汗抜けがしやすく、ドライな手触りがずっと続いてくれます。

寒いときは暖かく、暑いときは涼しく、「天然のエアコン」と称されるようにその場に適した体温調整が容易に行えるのは便利ですよね。

吸湿性が高いので汗冷えが起こりにくい

メリノウールは体から発せられる湿気や水蒸気を吸着します。また、一つひとつの繊維がウロコ状になっているので、化学繊維や他の天然繊維と比べると吸湿性が抜群に高です。

吸湿した水分は大気中に発散されるため、サラッとしてドライな状態を保つことが可能。
だから、夏場でも蒸れずに快適な着用感が保たれるのです。
これはかなりコスパが高いと言えるのではないでしょうか。

滑らかな肌触りでチクチクしない

ウール素材といえば、肌に触れるとチクチクしてかゆい、というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?かくいう僕も同じイメージを持っていました。

そもそもウールがチクチクする理由は、その繊維の太さにあります。繊維が太く、目の荒いウールであるほど質感もがっしりとしているので、肌に触れるとチクチクします。
反対にメリノウールは羊毛の中でも肉眼で見えないほど繊維が細くて柔らかい!

目も細かく肌触りが良いので、直接肌に触れてもノンストレスです。

化繊素材だと肌がかゆくなりやすいという人でも安心して使用できます。
僕も今ではすっかりメリノウール製品が手放せなくなりました。

高い防菌・防臭効果

メリノウールは高い防菌・防臭効果を持つのも優れた特徴のひとつです。素材に雑菌が付着しにくいので、長時間の着用でもニオイが残りにくいです。
実際僕も靴下は年中ほぼメリノウールソックスしか履いていませんが、長時間靴の中で蒸れて汗をかいても靴を脱いだ時のニオイは全然気にならないです。
長時間のアウトドアであまり着替えを持っていけないときやビジネスシーンでの着用でもエチケットをあまり気にせずに使用できるのは嬉しいポイントだと思います。

天然のUVカット機能

主に南半球の高山で育つメリノ種は、常に紫外線を浴びながら暮らしています。そんな環境下に適応しているからこそ、メリノウールには天然のUVカット効果もあるんです。
紫外線を反射してくれるため、肌まで届く紫外線の量を大幅にカット日焼けが気になる春から夏の時期はもちろん、紫外線の影響を受けやすい場所、長時間紫外線に晒され続けるアウトドアやイベントなどの野外活動にもオススメです。

いかがでしょう?
俄然メリノウールに興味が湧いてきたという方もいらっしゃるでしょうか。これだけ僕らの普段の生活に寄り添ってくれる多くの機能を持ち合わせている天然素材もそう多くはありません。
さて、次はMOONLOIDのセレクトの中から個人的におすすめのメリノウールアイテムを紹介していきたいと思います。

おすすめメリノウールアイテム〈インナー・トップス系〉

Joha(ヨハ)

メリノウール系インナーの代表格といえば、やはりJoha(ヨハ)でしょう。
Johaは1963年にデンマークでスタートしたメリノウール専門ブランド。
スカンジナビアでは誰もが1度は袖を通すと言われているほどポピュラーです。
新生児にも安心して使えるほどの滑らかな手触りと飽きのこないデザイン、そして圧倒的コストパフォーマンスの高さは魅力十分。
レディースのカットソーはカラバリも豊富でレイヤードで重ねやすいのもいいですね。他にもタンクトップやショーツ・レギンス、靴下なんかもあります。
メンズはレディースよりもカラバリは多くないですが、使いやすいカラーで長袖・タンクトップといったインナー、パンツをセレクトしています。複数枚持っておけば、これだけで年中使いまわせます。安めのものを使い捨てるのも悪くはないですが、服好きならインナーにもこだわっておきたいところです。

Ameriyas(アメリヤス)

インナーだけでなく、一枚でトップスとしても成立するアイテムを送り出しているのが新進気鋭のジャパンブランド”Ameriyas”です。当店でも展開しているソックスブランドCHICSTOCKS(シックストックス)のメリノウールシリーズとして展開されていたものを2024年の今年独立させてスタートしました。
メリノウールの中でも極細な17.5マイクロンのスーパーエクストラファインメリノウールを100%使用。触りはしっとり滑らか。
産毛のように細くて柔らかい糸で網立てられているため、ウール特有のチクチク感や肌ストレスはゼロに等しく、締め付け感もないので非常に着やすいです。シルエットはゆったりとしていて身幅が広めなので、インナーとしてならジャストめでトップスとしてならオーバーサイズで合わせるのがオススメです。生地の柔らかさ、ドレープ感をしっかりと感じていただけるはず。

おすすめメリノウールアイテム〈ソックス〉

Pantherella(パンセレラ)

イギリス中部はレスターで1937年に創業され、高級ソックスの代名詞との呼び声も高いパンセレラ。スーペリアもしくはスーパーファイン・メリノを使用したソックスは滑らか。さらに、まるで素足でいるかのように薄手でゴワゴワしないので、全くのノンストレス。それでいてメリノウールならではの保温性はしっかりと感じることができます。そして、パンセレラはつま先の仕上げの工程を手作業で行なっています。だからこそ、足の形状にフィットし、吸い付くような極上の履き心地を体感することができるのです。
メンズ・レディースともに豊富なカラーから選ぶことができるのも嬉しいポイント。色違いで何足も買い足したくなります。

SockWell(ソックウェル)

Sockwellは、2008年にアメリカ合衆国のテネシー州南東部の繊維産業の町、チャタヌーガで設立。「Feel better in style」をそのソックスづくりに掲げ、「人々のスタイルをより良くするための最高品質の製品を作ること」を約束しています。
女性のやアウトドアに馴染みのある方ならご存知の方も多い「着圧ソックス」。着圧ソックスというとあまりオシャレなアイテムのイメージがないのですが、ソックウェルは別です。特にレディースラインは豊富な柄やカラバリが揃っています。

社長のKAIや僕も実際に愛用しているのですが、一般的な着圧ソックスと比べると格段に履きやすく、締め付けやフィット感もキツすぎない丁度いい塩梅に仕上がっていて気持ち良いんです。KAIは足がとても浮腫みやすく、ソックウェル以外は履けないんだとよく話をしています。実際僕も浮腫みやすい方ですが、ソックウェルを履くときは通常よりも浮腫みが抑えられると実感しています。
メリノウール、ナイロンの他にバンブーレーヨンも加えているため、耐久性もありながら、より吸湿速乾性に優れるという特徴を持っています。そして何よりこのクオリティで『アメリカ製』なのは正直コスパが非常に高い。二人とも半年ほど結構な頻度で着用していますが、破れることなく使用できています。
メンズだとアウトドアやビジネスでも活躍できるかと思いますので、男女問わずおすすめしたい着圧ソックスです。

SHUZO

今回の記事を通して、メリノウールの凄さやメリノウールアイテムが持つ魅力に僕自身も改めて気付かされました。長いシーズン使えて、高コスパの商品が非常に多いですので、メリノウール製品をまだ使ったことがないという方はぜひこの機会にお手に取っていただければと思います。
それではまた第三弾でお会いしましょう〜。

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