【BIG YANK】1919 SHIRT/1933 SHIRT

日常的にお店に立っているとどうしても欲しい物であふれ、
欲に任せてあれやこれと買い物をしてしまうとお金とキリが無くなってしまいす・・・。

そんな中、僕自身入荷が待ち遠しく、どうしても手に入れたいアイテムがありました。

それが
【BIGYANK】
SHIRT C 1919 PULLOVER

ビッグヤンク BIG YANK SHIRT C 1919 PULLOVER 1919シャツ プルオーバー シャツ ワークシャツ インディゴ

そして同じく
SHIRT C1933 WORLDS FAIR

BIGYANKとは当ブログでも度々登場するアメリカンシャツの代表各。
労働者向けのブランドとして誕生し、労働者向けの画期的かつ機能的なディテールを生み出し、
その使用の数々は特許を取得しています。

80年代頃に消滅したBIGYANKを見事復刻させたのが、35SUMMERS(35サマーズ)。

35サマーズが手掛ける「復刻」は半端じゃなく、
それはただの模倣品としての復刻ではなく、数十万円もするものが多い実際のBIGYANKのヴィンテージシャツを解体し、
縫製方法、糸の種類や太さ、生地の加工や使用するミシンまで研究し尽くし、反映されています。

そんなBIGYANKから放たれた今回のシャツがSHIRT C 1919 PULLOVER。

その名の通り1919年頃の実際のBIGYANKのシャツを復刻したものとなります。

なぜ1919年なのか。
それはミルトン・エフ・グッドマンがBIGYANKの商標登録を行った年。
正式にBIGYANK誕生とも言えるのが1919年なんです。

1910年代のプルオーバーともあり身幅はゆったり。そしてこの生地。
柔らいこのインディゴ生地ももちろん当時の風合いを再現するために使用する糸から再現し生地を織る拘り。

この柔らかさと風合いは当時のシャツを想像し眺めるだけでもワクワクします。

軽やかで柔らかい生地に、ボタンは染色を施したナットボタン。
そして1919年という事でチンストラップを採用。
ボタン一つ、ディテール一つをとっても、細かいですがかなり重要なポイント。

個人的にはこの生地の風合いとまさにウッドの様な素材感を再現されたナットボタンとのバランスがかなりお気に入り。

袖はBIGYANKの代表的なストームカフスではなくいわゆる剣ボロタイプ。
これはまだストームカフス誕生以前ものを再現し、
ヨークもこの当時のシャツからゆるくカーブを描いています。

剣ボロ、袖、サイドのステッチ、ヨークは2本針のしかも巻き縫い。

こちらは現行のミシンでは再現出来ない縫製なのですが、
ミシンや針を調整し、コストや手間を費やしてでも完全に再現。
そして脇にはしっかりとマチも。
このマチ一つ、縫製一つですらあるのとないのとでは完成度やモノとしての価値に大きく影響するものだと思います。

この柔らかくゆったりとしたシルエットと鮮やかなインディゴ生地のプルオーバーは
女性にも是非着ていただきたいワークシャツです。

次回は1933シャツのご紹介をしたいと思います!

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