奇跡のハイカットスニーカー

こんにちは！Nonです。

今日はMOONLOIDのスタッフも日頃から履いているANATOMICAのWAKOUWA（ワクワ）をご紹介します！

https://www.moonloid-store.jp/SHOP/WAKHIGH.html

ANATOMICAの定番スニーカーのWAKOUWA（ワクワ）のデッキシューズ

リリースされたのは2009年頃。

このシューズを完成させるまでに、なんと約3年半もの月日を費やしています。

目標としたのは、1944年制の米軍で支給されていた通称バナナデッキ。

これほどまでに長い月日を要した理由は、シューズの形状を決定する木型にあります。

WAKOUWAのデッキシューズはいわゆる「インサイドストレート・アウトサイドカーブ」

この形を作る上で参考にされたのは、1912年にマンソン博士が書き上げた”The Soldier’s Foot and the Military Shoe”という文献。

彼がワシントンの陸軍学校の教授をしていた頃に、4年という歳月をかけて約2000人の兵士の足を調査をして、数千足にも遡る靴のフィッティングについて研究をし、理想的なシューズの木型が完成されました。

その木型は「マンソン・ラスト」と呼ばれ、今でも一部のミリタリーブーツに採用されているのですが、その全てを記したのがこの文献。

このマンソン・ラストは、つま先の中心から親指にかけて大きく膨らんだ木型になっていて、ポイントは足先を締め付けずに足を固定すること。

WAKOUWAのデッキシューズも、土踏まずが足の裏と同じように抉れていて、
足先はゆったりとした作りになっています。