こんにちは!kaiです!
前回、ざっくりとご紹介したダウンジャケットの選び方-その1-、その2.ダウンの品質、その3.生地選びに引き続き、最終回の今日はその4!
ダウンの品質や生地以外のダウンウェアのちょっとした疑問にお答えしたいと思います!
よろしくお願いします!!!
羽抜けしないダウンジャケットが欲しい!
絶対に羽抜けしないダウンジャケットは、現代の技術をもってしても現実的ではありません。
ダウンウェアは、ダウンが蓄えている空気層に身体から放出された熱を取り込むことで保温しています。
そのため、通気性が必要です。
空気が通るので、ダウンの繊維が通り抜けてしまうこともあります。
なので、ダウンが出てきてもまずは慌てずに落ち着いて下さい。
ダウンウェアにもよりますが、中に入っているダウンは意外と多いので、数個や数十個抜けたところでダウンウェア自体にはほとんど影響はありません。
羽抜けする原因は様々ですが、中でもフェザーと呼ばれる芯のある羽根が生地を突き破って出てくることが1つの原因です。
そのため、フェザーの割合が多い方が羽抜けはしやすいと言えます。
また、防水生地の様に中にフィルムを挟んでいる生地も羽の通り抜けが起きにくいと言われています。
中からダウンが出てきたらどうすれば良いの?
まずは、慌てずに落ち着いてください。
そして、内側からダウンを引き戻してください。
ダウンを引き抜いてしまうと、ダウンが出てきた生地の繊維と繊維の隙間が大きく広がってしまい、次の羽抜けにつながります。
絶対に引き抜かない様にしてください。
ダウンをひきぬいて穴が開いてしまった!
この場合も、まずは落ち着いて下さい。
生地を織っている糸が切れてしまっている場合は、そこから穴が広がってしまう恐れがあります。
その様な場合は、修理が必要になりますので、専門のお店やメーカーへ相談してみてください。
また、意外と多いのが穴ではなく、単に生地の繊維と繊維の隙間が大きく広がってしまっただけの場合。
この場合は、まず生地を揉むようにして糸の隙間を元に戻してください。
それでも穴が塞がらない場合、ナイロン地の場合はスチームアイロンをかけると戻る場合があります。
ただし、生地に直接アイロンをあてると生地が焦げてしまいますので要注意です。
最近よく聞くシームレスダウンのメリットとデメリットを教えて!
シームレスダウンは、生地を糸で縫わずに、熱圧着などの加工で接着しているダウンウェアのことです。
糸で縫っていないので、表面に針の穴が開いていないため、生地も防水生地であれば完全防水と言えます。
この完全防水ということが、シームレスダウンの大きなメリットです。
反対にデメリットは、劣化が早いと言われていること。
熱圧着などの加工は、加水分解してしまうため、縫製しているダウンウェアに比べてどうしても早く劣化してしまうのです。
また、加工費用が非常に高いため、シームレスダウンが高額になってしまうのもデメリットの1つと言えます。
実は、糸の縫製の場合も防水生地を使用している場合は、日常使いで水が浸入することはほとんどありません。
特に、撥水加工が施されている場合は、表面張力が働くため、糸で塞がれている小さな針孔から水が浸入するのは非常に難しいことでもあります。
ただ、強い水圧がかかる状況かや、命の危険がある様なアウトドアフィールドでは完全防水機能が必要な場合があります。
シームレスダウンにはメリットもデメリットもあるので、ぜひ、シーンに合わせて選んでみてください。
全体的なバランスから考えると、日常使いではシームレスではない縫製のダウンウェアが、過酷な状況下などの完全防水機能が必要な場合は、シームレスダウンがオススメです。
止水ジップって何?
止水ジップは水を通さないジッパーのこと。
雨の侵入を防ぐので、防水生地を使用したダウンジャケットには欠かせない存在です。
その密閉性から開け閉めするときは通常のジッパーよりもかたいのも特徴の1つ。
開け閉めしづらい場合は、ホームセンターなどで売っているシリコンスプレーを使うと開け閉めしやすくなります。
最近ではビスロンタイプ(プラスチックのツメが大きめ)のジッパーが開発され、以前よりも開け閉めがしやすくなりました。
どのくらいのフィット感がちょうどよいの?
タイトなフィット感だと、身体に押されてダウンの層が潰れてしまいます。
その結果、温かい空気を溜めておく空気層が減り、せっかくの防寒力が落ちてしまいます。
反対に、大きすぎる場合は身体とダウンジャケットの間に隙間ができてしまい、身体の熱がダウンの空気層に移る前に外に逃げてしまいます。
防寒力という観点からみると、ダウンの空気層が潰れず、身体との隙間もできないフィット感がベストです!
アウトドア用のダウンジャケットはどうしてサイズ感が大きいの?
寒冷地用のアウトドアメーカーのダウンジャケットのサイズ感は、大きめに作られているのが多いのですが、これは、中にフリースなどのインナーを着ることを想定しているためです。
日常着で使った場合、見た目はごついのに着るとあまり暖かくないことが多いのは、重ね着が足りずに身体とウェアの間に隙間が出来てしまったためです。
大きめに作られているアウトドア用のダウンジャケットは、重ね着をすることで本領を発揮するので、ぜひぜひ試してみてください。
日常着として探している場合は、アウトドア用ではなく街着として着られる防寒力の高いダウンジャケットがオススメです!
ダウンジャケットのケアで注意する点はありますか?
ダウン自体は水鳥の羽毛なので、基本的には洗濯できないものではありません。
ただし、表地の種類やダウンジャケットの仕様によっては注意が必要なものがございますので、詳しくはメーカー様やご購入店舗様にお問合せされるのがオススメです。
また、ダウンは湿気のある場所で長時間保管すると臭いが発生したり、カビてしまうので、必ず通気性の良い場所で保管してください。
いかがでしたでしょうか!
長文になってしまい、読みにくかったと思います!ここまで読んでくださってありがとうございます!
もっと知りたい方はコチラのページでもご紹介していますので、お時間あったら、読んでみてください!
>>>ダウンについてQ&A<<<
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